最低限知っておくべき浮気調査の法律知識・費用相場等をまとめました。

“探偵事務所＝高額”
というイメージを持つ方は多いと思います。

確かに安くはない金額ですが、料金設定を理解し、ピンポイントで利用すれば費用を大きく抑えることが可能です。
また、完全成果型の報酬形態を採っている探偵事務所もありますので「とりあえず調査を始めてもらい、支払いは証拠を取得してから」という選択肢もあります。
まずは興信所の一般的な料金体系である「成果型」「時間型」「パック型」の概要、料金の構成等について確認していきましょう。

成果型報酬の思わぬ落とし穴とは

探偵事務所と興信所…両者にはどのような違いがあるのかご存じでしょうか。
結論を申し上げてしまうと両者は現代においてはほぼ同義であり、業務内容についても大きな差はみられません。
ただし、興信所は元々「企業調査を行う機関」として生まれた経緯があり、今もなお企業調査を専門に取り扱っている企業も存在します。

興信所が扱う「業務」とは

興信所に浮気調査を依頼するなど、一生に一度あるか無いかの出来事です。
何から相談して良いのか分からない…という方は、まずどのような流れで相談・調査・報告が行われるのかを予め確認しておきましょう。
浮気を疑うようになった理由や証拠をどの程度掴んでいるのか、行動パターン、密会が疑われる日時等、分かっている範囲で情報を伝えておくと調査がスムーズです。

相談から報告までの流れをcheck

探偵は、探偵業に基づいて調査・活動を行います。
探偵業の定義や取り扱っている業務の範囲を知り、ご自身が希望する調査・依頼内容がマッチしているのかを確認しておきましょう。
なお、探偵業の範囲を超えた調査は法律に触れる可能性があり、依頼者まで処罰の対象となる危険性があります。
依頼者側から無茶な要求をしてはならないというのは当然ですが、探偵事務所を選ぶ上で信頼性・実績等もしっかり考慮しなければなりません。

範囲を超えた調査は違法

浮気をされてしまったとき、貴方はどのような思いを抱くでしょうか。
悲しみ・怒り・虚無感…様々な思いが交錯するかと存じますが、怒りに身を任せて相手にけがをさせる・脅迫するといった行為だけはしてはなりません。
浮気に対する制裁手段は「離婚」「不法行為に基づく損害賠償請求（慰謝料請求）」が一般的です。
以下リンク先では請求するための法律上の要件・慰謝料相場等についてまとめておりますので是非ご参考ください。

慰謝料の算定基準まとめ

慰謝料請求と財産分与は似ているようで全く異なる概念です。
「慰謝料を貰ったのに財産分与で差し引きゼロ」
そんなケースもありますが、財産分与は夫婦の共有財産を分ける手続きですので、残念ながらそれは正当な権利となります。
財産分与の法的性質・手続きの概要・分与の方法等について予め確認しておきましょう。

財産分与と慰謝料の違いとは

“浮気相手に貢いでいた”
“共同の貯金が気づいたら空っぽになっていた”
財産分与に伴い、様々な不正が浮き彫りになります。
はたして使い込まれてしまった共有財産は返済してもらうことが出来るのでしょうか。
返還請求を行う際の留意点・基礎知識等についてまとめました。

使い込みが発覚した際の対処

離婚裁判は長いと3年以上に亘ることもありますので、離婚の話し合いは「調停」や代理人同士の「裁判外の交渉」を以て進められるのが一般的です。
しかしながら、財産分与がまとまらない・親権を互いに譲らない等の理由から裁判に発展するケースもめずらしくはありません。
最悪の事態を想定しておくためにも裁判の流れや概要等について知っておきましょう。

離婚裁判のフローチャート

一緒に働くうちに恋愛へと発展してしまった…というケースは非常に多いです。
思わず職場の管理者を咎めたくなってしまいますが、職場への通知行為は一歩間違えると相手方の権利を侵害する恐れがあります。
怒りをグッと堪え、弁護士とよく相談した上で進めることを強くお勧めします。

いったん冷静に！通知が危険な理由

慰謝料額が確定しても、それで終わりというわけではありません。
なぜならば、その慰謝料を相手方がしっかりと払ってくれるのかは分からないためです。
「お金が無いから払えない」と逃げる人にどのように対応すれば良いのでしょうか。
債務不履行時の対策、保全の方法等について解説したいと思います。

逃げ得を許すな！保全方法まとめ