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登録業者の調べ方

もしかしたら違法業者?」「過去に処分歴はない?」といったように、事務所を選ぶ際は何かと気になるものですよね。
また、街の個人探偵や無名の探偵事務所に依頼をする場合も念のため登録業者かどうかをしっかりと確認しておいた方が良いでしょう。
当ページでは「登録されている業者かどうかを確認する方法」についてご紹介したいと思います。

探偵業は届出が必要

探偵業を始めようとする男性

別記事でもご紹介した通り、探偵業を営むには営業所を管轄する公安委員会に対して然るべき届出を行わねばなりません。

探偵は他人のプライバシー権を侵害する恐れが強い職業なので、倫理観・法律を正しく理解しなければならないためです。
無届出で探偵業を営む業者がいたとすればそれは明らかな法律違反であり、必要な信頼性を確保できていない状態と言えます。
探偵業の有無を確認する方法として、以下の方法が挙げられます。

届出証明書の確認
届出証明書の見本 届出証明書の見本

届出を行うと、公安委員会から「探偵業届出証明書」が交付されます。
こちらの書面は“営業所の見やすい場所に掲示しなければならない(探偵業法第12条第2項)”とされておりますので、営業所のどこかに必ず掲げられているはずです。
相談等で営業所に足を運んだ際に確認しておくようにしてください。

直接確認する
探偵に確認する女性レポーター

届出証明書が視認できなかった場合は思い切って直接見せてもらうというのも手です。
求められた際に提示しなければならない等の規制はありませんが、同法の掲示義務は届出済であることを知らしめるという趣旨がありますので、断られることはまずないでしょう。
なお、正当な理由が無く掲示を怠っていたのであれば探偵業法違反であり、いい加減な業者である可能性も否定できません。

管轄警察署に確認する
管轄の警察署

届出書は営業所の管轄警察署を通して公安委員会に提出されます。
業務が適切に行われているかの調査や違法業者に対する取り締まりは警察が行いますので、届出済業者かどうかは所轄の警察署も当然把握しています。

したがって、照会すれば教えてもらえる可能性があり(こちらは都道府県によって取り扱いが異なります)、併せて処分歴等も調べることが可能です。
また、加入が義務付けられている訳ではありませんが、業者の中には独自の規制団体に所属しているケースがあります。

例えば、一般社団法人日本調査業協会では独自の資格を発行したり独自の取り組みで業務の適正化を図っていたりしますので、このような団体に所属しているかどうかについても調べてみると良いでしょう。

参考日本調査業協会「正会員検索」
http://nittyokyo.or.jp/memberssearch/ 参考警察庁「都道府県警察本部リンク」
https://www.npa.go.jp/link/prefectural.html

届出は重要か

そもそも届出が行われていないとどうなるのでしょうか。
探偵業法上の「届出」が及ぼす効果について改めて確認していきたいと思います。

届出は許可とどう違うのか
「許可」と「届出」の違いの文字と警察官

似て非なるものに「許可」という制度があります。

例えば、飲食店を営む場合は保健所に対して「飲食店営業許可申請」を行わねばなりませんし、マージャン店を営みたいのであれば管轄警察署に対して「風俗営業許可申請」を行う必要があります。

許可と届出の違いは、申請先から“何かしらのリアクションがあるかどうか”です。
最も代表的な例としては「不許可処分」が挙げられます。(※簡単に言うと、法律上の許可要件・基準を満たしていないため許可を与えることはできないということですね。)

一方で、届出は届出先からのリアクションは無く、所定の様式・記載事項・法律上の要件が当てはまってさえいれば提出すればそれで終わり、という手続きです。
探偵業は後者の届出に当たり、許可よりも比較的簡単に開業できるということになります。

どのようなことが審査される?

探偵業の届出は、以下書類を管轄警察署に提出する形で行います。

個人 法人
履歴書
住民票の写し
誓約書
身分証明書(市区町村発行)
未成年の場合は親の同意書
定款の謄本
登記事項証明書
役員の履歴書
役員の住民票の写し
身分証明書(市区町村発行)
誓約書

ご覧の通り、事業者の身元を証明するものがほとんどであり、営業所や設備に関する証明書類は一切ありません。
つまり、自宅を営業所に設定することで事務所が無くても開業することが可能となり、中には「フリー」という形で探偵業を営む自営業者もいます。

比較検討して依頼する探偵事務所を決める

営業所が無いからといって直ちに悪徳業者と結論付けるのは早計ですが、副業でやっているような個人探偵と最新の機材を取り揃え複数人体制で臨む探偵事務所、どちらが優れた調査力を有しているかは比べるまでもありません。
届出の有無はもちろん重要ですが、調査力や実績、対応力等で最終的な結論を出すことをお勧めいたします。

人数が必要な調査の際は都度派遣スタッフを利用するなどで、1人で探偵業を営む方も多いです。
しかし、その場しのぎの素人軍団では、費用が如何に安いとしても調査力に些か疑問が残ります。
「大手事務所」とまでは言いませんが、ある程度の実績を有している業者を選ぶのがベターでしょう。