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離婚に向けた話し合い

前回は、妻と浮気相手に対して損害賠償請求をする旨の内容証明を送付したところまでお話しました。
今回は内容証明を受け取った後の様子からその後の話し合いまでについて書いていきたいと思います。

内容証明について

内容証明書類を作成する男性

前回お伝えするのをうっかり失念していたのですが、両者に対して行った通知の内容についてまずは詳しくお話していきたいと思います。
ざっくりと申しますと以下2点について請求・連絡を行いました。

その1~慰謝料の請求

まず一つ目が慰謝料を請求する旨及びその金額です。
弁護士さんのお話ですと、私の婚姻年数だと100万円ほどが相場ということでしたが、懲らしめてやりたいという気持ちがどうしても拭えず200万円にしました。
こちらについては金額よりも気持ちの問題が強かったかもしれません。
当然この請求に納得がいかない場合は正式裁判となるのですが、それも辞さない構えです。

その2~話し合いの日時の指定

二つ目が表題の通り話し合いの日程調整についてです。
簡単に言うと、指定日に弁護士事務所に来てほしい・別日を希望する場合は弁護士に連絡してほしい、といった内容でした。
もちろん、妻と浮気相手は別々の日になるよう調整もしました。

蜂の巣をつついたような騒ぎに

妻からの着信をブロックする男性

妻・浮気相手・両者の職場の3か所に同時に送ったものですから、当日は一日中電話が鳴りっぱなしでした。(主に妻からですが…)
なお、職場からは「事実関係を調査し然るべき対処をします」とだけ連絡があり、この日はそれ以上のお話にはなりませんでした。

妻からの連絡

結論から申し上げますと、

内容証明に書いてある通りです

とだけ返信し、あとの電話・LINEは全て無視しました。

LINEは通知画面がちょくちょく目に入るのですが「お願い電話に出て」「連絡ください」といった内容ばかりでした。
少しかわいそうかな…という気持ちも芽生えましたが、ここで引くわけにはいきません。
なお、内容証明は自宅に妻宛に送り、私は話し合いが済むまで友人宅に泊まらせてもらうことにしました。

話し合い当日の様子

浮気した妻が意気消沈する様子

まずは妻と離婚(財産分与)及び慰謝料についての話し合いが行われました。
久しぶりに見た妻の顔は頬が痩せこけ、青ざめています。
開口一番で「本当に申し訳無かった」「ただの出来心だった」と謝罪をもらいましたが、結論としては“慰謝料は言い値で払うが、離婚はしたくない”ということでした。
正直なところ、この話し合いによって気持ちは大きく揺れ動きます。

浮気の事実を全て認めていること
最も望んでいた「謝罪」を第一に行ったこと
私のことを愛しており、相手とは遊びだったということ
上司部下の関係で断れない場面もあったこと

などが背景にあり、妻に対する怒りよりも相手に対する怒りの方が大きくなっていったからかもしれません。
また、否定や言い訳、嘘の供述等を行うのであれば私も徹底的に戦いましたが、ここまで全面降伏されると逆に気の毒になってしまったという思いもあります。
妻との話し合いは一旦保留にし、浮気相手との話し合いを進めることにしました。

浮気相手は当初否定

妻にも浮気相手にも証拠に関してはこの時点で見せてはおりませんでした。
その所為かは不明ですが、浮気相手は当初不倫の事実を否定してきたのです。
“言いがかりは止めろ”と言わんばかりの態度に私もかなり腹が立ってしまい、ついこのように言ってしまいました。
「妻は浮気の事実を全て認め、真っ先に謝罪した。貴方は当事者でありながら謝罪をしないどころか否定なさっている。もしもお認めにならないのであれば慰謝料を倍額にし、正式裁判にします。」と。
一瞬強張ったように見えましたが、それでも“やれるものならやってみと”といった態度は崩すことはありません。

証拠を見せると完落ち
証拠に縛られる浮気相手

仕方なく証拠を見せると、態度は一転。
土下座し「妻にだけは言わないでください」と、反省の弁を述べるようになりました。
証拠を掴まれている時点で負け”という事実を相手も分かっているのでしょう。

そして今度は示談金を下げて欲しいと訴えてくるようになります。
「100万円ならなんとか…」と懇願されましたが、お金の問題ではありませんと伝えると返す言葉が見つからない様子でした。
とりあえずこちらの和解条件を述べた上、どうするかをよく考えてご連絡ください、といった形で今回の話し合いは幕を閉じます。

こうして第一回目の話し合いは幕を閉じました。
簡単にまとめますと、
妻も浮気相手も事実を認めている
裁判はせずに和解したい
といったところですね。
余談ですが、浮気相手は奥さんにバレてしまうことだけを恐れているようでした。
実は後にバレてしまうようなのですが、それはまた別の機会に…